商品ラインナップ

用途、ベアリング、粉砕、玉石、窒化ケイ素球、ミル
φ5mm研磨済粉砕用ボール
用途、ベアリング、粉砕、玉石、窒化ケイ素球、ミル
φ5mm研磨前粉砕用ボール

初期摩耗の影響を除いた研磨済粉砕用ボール、価格を抑えた研磨前粉砕用ボールの2種類をご用意しております。

事業範囲:
窒化ケイ素粉末を仕入れた後、造粒から焼結、検査、出荷まで、自社で一貫生産しております。

特徴:
窒化ケイ素の特徴として高い機械的特性を有し、硬度、強度及び靭性のバランスが良いことで知られています。高い機械的特性を有すると同時に熱的特性、高い耐薬品性、化学安定性を兼ね備えています。これらより、粉砕メディアにも適した特性を有する素材と言えます。さらには、ジルコニア、アルミナボールと比べて、窒化ケイ素が非酸化物であることはもとより、対摩耗性が高く、粉砕用ボールからのコンタミネーションを防ぐことができます。また、その比重の違いからよりマイルドな分散が可能になります。
弊社の粉砕用ボールは、ベアリングボール素球開発、製造で培った造粒、焼結ノウハウを活用、耐久性を意識し、ユーザー様のコスト削減に貢献できることも目指しております。是非、ご利用下さい。

レシピは2種類:
助剤にアルミナを用いたもの(“YA系”)と、アルミナを用いずマグネシアを用いたもの(“YM系”)との2種類を用意しております。2種類同等の物性に焼き上げております。

物性表:

※上記物性表は、保証値ではなく参考値です。
※上記物性表は、YA系のものです。

サイズ:
YA系サイズ展開

項目サイズ販売
プレス球10mm在庫あり
プレス球5mm在庫あり
転動造粒球1mm開発中
転動造粒球0.5mm開発中

※お客様のご要望を受け、球径の拡充を図っております。お問い合わせ下さい。
※YM系に関しましては、お問い合わせ下さい。

粒子径と頻度分布:
(φ10mm球でも粉砕実施例)

窒化ケイ素粉末の粉砕:スラリー濃度10wt%、24時間、48時間、72時間、溶媒・アルコール、容器回転型混合器、回転数45rpm

セラミックス間の粉砕用ボール減少率比較
ジルコニア、アルミナに比べ、粉砕用ボールの摩耗による減少率が小さく、粉砕用ボールの摩耗によるコンタミネーションが少なくなると考えられます。

窒化ケイ素粉末の粉砕:スラリー濃度10wt%、72時間、溶媒・脱イオン水、容器回転型混合器、回転数45rpm

初期摩耗対策:

プレス球特有の帯部分を取り除き且つ、粗焼結部を取り除き表面状態を整えた上で製品として完成させております。初期摩耗部分を取り除いておりますので、ご利用当初から定常摩耗状態で窒化ケイ素ボールの物性をそのまま反映頂けます。ベアリングボール素球開発、製造で培った造粒、焼結ノウハウを活かした物性、耐久性を有する粉砕用ボールとなっております。

成形:
φ5mm以上のサイズは、金型を用いたプレス成形の後、CIP(Cold Isostatic Pressing)を行っております。結果、シャープな平均直径分布が得られます。
φ5㎜より小さいサイズは、生産性の観点から転動造粒での成形を致しております。

YA系、YM系比較:
YA系助剤:イットリア、アルミナ
YM系助剤:イットリア、マグネシア
第三者機関による蛍光X線分析結果において、YM系におけるアルミの残存は、測定限界値未満となっております。
YM系の製造工程において、アルミナの添加、アルミのコンタミを排除しております。

粉砕実施例(窒化ケイ素、ジルコニア比較):

弊社φ5mmSi3N4球 vs. 他社φ5mmZrO2球、ガラスの粉末:スラリー濃度・20wt%、媒体・エタノール、卓上ポットミル、300rpm

リードタイムについて
「在庫有り」品については迅速に出荷いたします。お問い合わせ下さい。

最低発注量(MOQ)について:
最低オーダー量は設けておりません。少量オーダーについてお気軽にお問い合わせ下さい。また、大口のオーダーについても対応可能です。弊社工場は窒化ケイ素専用です。できる限りのご要望にお応えします。